ハワイで砂浴体験!

砂浴ってご存知ですか?日本だと、大分県の別府温泉にある砂風呂が有名ですが、今のように医療が発達していないころから、自然療法のひとつとして砂浴(砂療法)はおこなわれてきたようです。私たちは栄養や空気を体に取り入れ、不要なものは排泄するという循環システムを持っていますが、空気汚染や食品添加物、ストレスなどによって排泄しきれない毒素が体内に蓄積していきます。そこで、太陽という陽性のエネルギーをたくさん浴びた砂に体を埋めることで、新陳代謝が活発になり、体の中にため込んだ毒素を皮膚の毛穴から排毒していくのが砂浴療法です。春は肝臓、胆嚢の排毒が主に行われます。肝臓は怒りの臓器。普段イライラすることが多いひとや、食べ過ぎているひとなどに特に良い機会だそうです。いつか体験してみたいと思っていた砂浴ですが、東京と山梨でマクロビオティックの教室を行っているコシナ・デ・ミナカさん主宰の砂浴合宿がハワイであると聞き、ハワイは癒しのパワーに満ちた島ですから、そのハワイのビーチで砂浴体験できるチャンスを逃すわけにはいかない !と、張り切って参加してきました。
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体がすっぽり入るくらいの穴を掘ってもらい、頭だけ出して全身を砂に埋めます。本当は裸で入るのが一番いいそうですが、できれば木綿か麻などの天然素材の下着、もしくは水着を着て入ります。できれば8時間くらい入るのが理想だそうですが、それはなかなか難しいので、今回はその半分、4時間の砂浴です。体中の毛穴からたくさん毒素が出るので、同じ場所には3年間は入れないそうです。
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パラソルの下に頭がくるようにして砂に入り、顔の上には帽子をかぶせて、その上にタオルをかけます。帽子は密度の詰った布製よりも、繊維が荒いものや編み目が荒い麦わら帽子の方が通気性が良く、外の光もほのかに浸透するので気分的にもいいようです。海水浴のビーチに点々と人が埋まっているなんて不思議な光景ですが、こんなふうに埋まってしまえば意外にわからないかも?
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体験してみてわかったことですが、朝方に雨が降って湿った砂は重く、長時間入っているには冷たかったので、砂浴用の穴は深く掘りすぎないことと、上にかける砂は掘り起こした砂ではなく、太陽を浴びて乾いた温かい砂をかけるのがよいと思います。砂に埋まるときも、狭くて息苦しくならないように、腕や脚を開いてひじやひざを曲げ、ゆとりを持って入れる幅を確保したほうがいいです。日射病や脱水症状にも注意が必要なので、砂に入らずにお世話をしてくれる人に必ず付いていてもらって、我慢せずに水分補給をしましょう。
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4時間も砂の中で埋まっているなんて、退屈で耐えきれないかもしれない、と思っていましたが、意外にもあっという間です。気持ちよくてうとうとしてしまったり、何かのビジョンが見えたり、いろいろな感情が出てきたり。マクロビオティックの考え方では、これらはすべて排毒だそうです。おもしろいですね。私はというと、両膝が激しく脈を打っているかと思ったら、背中の右上と額の右側がちくちくずーっと痛かったり、体のいろいろな場所がそれぞれ反応しているのがわかりました。麦わら帽子ごしの柔らかい光と砂の重さが心地よくて、とっても気持ちがよかったです。金縛りにあっている人や、砂の中で体が勝手に動いてしまう人もいました。
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4時間たって、ゆっくりと砂から出ると、あら不思議。体の背面に、きれいに砂がついていない場所があります。その位置の臓器が特に弱っているため、毒素がたまっていて砂がつかないんだそうです。私は2日続けて砂浴をしましたが、2日とも砂がつかない場所は同じでした。
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陽性の砂浴の後には陰性の生野菜を食べます(※)。砂から出た後も排毒は続くので、過食は控え、半断食を心がけます。長時間日を浴びたので、なんとなく頭はぼーっとしていますが、体は妙にすっきりとしています。 参加者の方の中では、皮膚に反応がある人や、排泄に変化がみられるひと、顔の表情が見るからに明るくきれいになる人などがいて、それぞれの変化を実感していました。
砂浴は、適切な場所の確保や長い時間がかかることなど、なかなかお手軽とは言えないですが、体と心が元気でいるために、季節の変わり目にデトックスするのは大切なことだと思いました。自然派家庭療法の元祖、東城百合子さんの本『自然療法』によると、砂浴によって便秘や婦人病はおろか、おもい病気がみるみる改善したり、筋腫が取れたりする効果があったそうです。またたくさんの毒素が排出されるため、畑や果樹園の土壌で行ってしまった場合はしばらく植物が育たなくなってしまうそうです。それだけの毒素が出るってことでしょうか。砂浴は手間も暇もかかる分、自分の心身に耳を傾ける絶好の機会です。もしチャンスがあったらぜひ体験してみることをおススメします!
(※)マクロビオティックでは、ものごとを陰と陽のエネルギーの対比で考えます。生野菜が陰性なのは、体を緩めて冷やす作用があるから。


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