凛とした、美しさ

今回で、最終回になります。
これまでオハナブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。

そして、文章を書いて、表現することの機会を与えてくれたmakana編集長であり、とても大切な友人のさよちゃんにとっても感謝しております!Mahalo nui loa !! ~たくさんの感謝を込めて

文章を書き、それを多数の方に目にしていただくということは、実は、かなりのプレッシャーでもありました。それは、言葉を伝えるからには、その言葉に責任を持たなくてはならないからです。言葉には力があります。いいことも、わるいことも、言葉からはじまります。ですから、オハナブログを書く時に、心がけていたことがあります。「読む人が、前向きになれること」です。つらいことも、悲しいこともあるかもしれないけれど、そんなとき言葉は、そっと寄り添ってくれる存在にもなり得ます。楽しいことも、嬉しいことも、すべては日常の延長から生まれると私は信じています。日常にあるふつうのことを、いろーんな角度から眺めてみると、たくさんの発見があって、それがいろんな楽しみや、大きなことにもつながっていくことにある日気付いたからです。それは、私自身、悲しみを乗り越えたときに、見えてきたことです。そういった「本当に楽しいこと」をオハナブログを通して伝えることができれば・・・と想いながら、毎月書かせていただきました。

私のこの世で一番大好きで、かつ親友でもある私のおばあちゃんをイメージしてタイトル名「凛とした、美しさ」をつけました。彼女は、20年前ぐらいに祖父が亡くなってから、どんどん強く、そしてステキな人になっていきました。年老いてからの一人暮らしは、とってもつらいことも多かったはず。それでも、どんなことにも感謝して、いつも「ありがとうありがとう」と言っていた彼女の周りには笑顔が絶えず、近所の人があちこちから訪ねてきたり、ヘルパーさんとして来てくれていた女の子とも、すっかりお友達になったり。人がどんどん寄ってくるのです。あるとき、私はおばあちゃんから、「いまのおばあちゃん」になれたきっかけについて教えてもらいました。

「私ね、すごーく強情だったの。おじいちゃんに怒られたことなんて一度もなかったけれど、たった一度だけ。『あなたを中心に地球がまわっているわけではない』って言われてね。それがよくわからなかったんだけど、年をとって、周りのいろんなお年寄りを見てね。すごくわがままなおじいさんを見ていたら、こんなふうになっちゃいけない!って。その日から私は『かわいいおばあちゃん』になろうって決めたのよ。」今までの生き方や考え方をがらっと変えることは、とっても難しいことだと思います。それでも、変わろうと決めて毎日を楽しく過ごす、おばあちゃんの姿を見て、私は心から尊敬しました。心意気が「凛として、とても美しい」と感じたからです。

今、その大切な人は、温泉のある病院で、毎日静かにベットの上で過ごしています。人と話すこともできなくなってしまったけれど、おむつを替えてもらうときは、麻痺してしまった身体を何とか動かして、おむつが替えやすいようにお尻をひょいとあげて頑張るそうです。どんな状況になっても、その心意気が変わらないことに、改めて心が洗われる想いになり、そのしぐさに彼女らしさを感じます。

さて、自分もそういう「凛とした、美しさ」を持つ人になれるかどうかそれは分かりませんが、おばあちゃんを目指してがんばろうと思います。

みなさま、ありがとうございました。
みなさまの毎日にもすてきな幸運が訪れますように。

★2012.summer Exhibition「大人のなつやすみ」を鎌倉で行います。
 8/1~8/12を予定しています。
 詳しくは、moani HP : daymoani.blogspot.comにUPしていく予定ですので、
 興味のある方はぜひチェックしてみてください。